まる地獄

まる地獄

WatanabeRyoma

木工の難しさは、『真っ直ぐ切る』こと、次に『90度の直角』でしょうか?

この辺は仕事にもよるのかもしれません、僕にとって『丸』でした。



この世には世界中で廃れない人気の形があり、曰く『丸』なんだそうです。

人間の性らしく確かに言われてみれば世の中は『丸』いものであふれています。

『猫様』『赤ちゃん』『マスコットキャラ』上げればキリがありません。



この世の心理(浅い)にたどり着いた理由は、木材を丸く加工する事の苦行の賜物です。

当時(2020年)はまだ工具の知識も無く、またそれらを購入する財力も乏しかった僕は、ほとんどの丸をヤスリとサンドペーパーでひたすら整形していました。



夜な夜な木を削るオトコの爆誕です。

小さな工具や、刃物を駆使してはみたものの、結局ヤスリでコツコツ整形した方が早く、また理想的な丸になるので、僕は右腕に別れを告げる地獄の丸作りを命じました。



全ては「パステルカラーの丸!作って!」と笑顔でオーダーしていただいたお客様の笑顔の為です。

五年前の作品は、5年たった今も現役だそうで何よりです。



犠牲となった右腕が礎となり『丸』作りの技量は、少しは上がったと思います。

今(2025年)でこそヤスリの出番は当時の1割程度で済むようになりましたが、トラウマから右腕が震えます。

『Mikan』シリーズもいつまで残すか、右腕と相談です。



※このブログは、過去(2020年~)の記録を再編集したものです。

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