木工2年目、技術の低さに焦りを感じ、成長する為山籠もりならぬ、工房籠りを決めました。軒下なので外なんですけどね。目標は寄木細工を1つ極める事。手始めに念願のテーブルソーを購入、細かな切断ができるよう、カスタマイズしていきます。寄木とは、異なる木材を組み合わせて模様を作る技法です。切り出す木材は髪の毛一本の狂いでも完成しません。それは機械があっても簡単な事ではありません。私生活では気にも留めない程の単位で加工しなければ、一般的には不出来な物しか作れません。これが物作りかと戦慄しました。技を調べるためネット上を走り回りました。動画や文章だけでは同じ結果は得られません。理屈を紐解く必要がありました。理屈を理解するには、実践しかありません。知識、材料、道具、技術。それぞれに言葉にできない数のコツがある事を知りました。1つうまくいっても、2つ目で狂い、3つ目でうまく行く。同じ結果を得られず、その原因や解決策を教えてくれる人はいません。改善か改悪か分からない事を探す日々でした。失敗する原因が一つわかると、成功する理由が一つわかります。成功の数が多くなった頃には3ヵ月が経過していました。喜びより、安堵した事が印象的でした。この挑戦では、技術以上の報酬が手に入りました。物事を紐解く思考力や、応用力と言う基礎的な筋力です。木工を続ける力をこの時手に入れたと感じました。一番の収穫は飲酒を解禁した時です。3ヵ月ぶりのビールは、最高でした。3ヵ月ぶりのビールは、最高でした。 禁欲が何かを生み出すとするなら、ビールの旨さではないでしょうか?知らんけど。この経験は、3年後に『シズク』として生き続けています。※このブログは、過去の投稿を再編集したものです。